夕方になると靴がきつい…
夜、靴下を脱ぐとゴムの跡がクッキリ…
このような症状とともに、なんともいえない足の重だるさやコリを引き起こす「足のむくみ」は多くの女性の悩みの種ではないでしょうか。

今回は「足のむくみ」に着目し、その原因やセルフケアについてご紹介します。

足のむくみとは？原因をチェック！

足のむくみとは、心臓から送られた血液がふくらはぎ部分で停滞している状態です。

足のむくみのメカニズム

“足は第二の心臓”という言葉を聞いたことがあるかと思います。このメカニズムを知ると、足のむくみについて理解しやすくなります。

心臓から全身に送られた血液のうち、足に送られた血液は、重力に逆らって心臓に戻る必要があります。重力に逆らうという大きな力を発揮させるために必要なのが、ふくらはぎが収縮することで起こるポンプ作用です。

しかし、何らかの原因でふくらはぎのポンプ作用がスムーズにはたらかなくなることがあります。そうなると、血液が停滞してしまいます。これが、足のむくみという状態です。

足のむくみの原因は生活習慣？

病気などが関係しない足のむくみを起こす原因の多くは生活習慣にあるといわれます。具体的にどのような原因が考えられるのかを、例をあげて確認しましょう。

• 長時間同じ姿勢でいることが多い（デスクワーク、立ち仕事など）
• 過度なダイエットにより筋肉の質が悪くなること
• 運動不足による筋力低下
• 栄養素の偏り（塩分過多、ビタミンやミネラル、たんぱく質の不足）
• エアコンの多用による体温調整機能の低下
• 冷え症

これ以外にも女性は、男性より筋肉量が少ないため、足のむくみが出やすく
なっています。また、妊娠中や生理中などホルモンバランスの乱れによっても、足のむくみが起こります。女性にむくみが多いのはこういった理由もあります。

足のむくみへのセルフケア

上記でご紹介したような生活習慣による足のむくみを改善させるためにできるセルフケアのポイントは2つです。

1. ふくらはぎの筋肉を動かして、血流をアップすること
2. ふくらはぎの筋肉の柔軟性を維持すること

もし、過度なダイエットをしているのであれば、栄養素が偏っている可能性が高いので、そこから見直しが必要です。

１．足首を動かそう！

まず1つ目は、デスクワーク中やテレビを見ているときなどにも簡単に自宅でできるセルフケアです。

1.  踵を床につけ、足首を反らしたり、曲げたりする
2. 足首を外まわし、内まわしする

ふくらはぎの筋肉は踵についているため、足首を動かすことで簡単にふくらはぎの筋肉を動かすことができます。合わせて、運動不足の方は、一駅分歩くなど、少し歩く時間を作ってみましょう。

２．お風呂あがりのストレッチもおすすめ

2つ目は、お風呂あがりにふくらはぎをストレッチするセルフケアです。
です。1日中、特に座りっぱなし、立ちっぱなしという方は、ふくらはぎの筋肉の柔軟性が低下しているもの。

1. 壁に向かって立ち、両手をつけ、足は前後に開く
2. 前側の足の膝は曲げ、後側の足はぐーっと10秒程度伸ばす

左右とも3～4回程度、後ろ側のふくらはぎが伸びるのを感じながらストレッチしましょう。

足のむくみへの施術法とその観点

ふくらはぎの筋肉の緊張や運動不足、食事なども改善しても足のむくみが変わらない場合、原因はふくらはぎ以外のところにある可能性が高いです。

当院で着目しているのは、骨盤の開きと猫背などの姿勢、そして冷え症です。骨盤が開くと股関節から足にかけての筋肉がバランスよく使えないため、むくみが出やすくなります。また、猫背などの丸まった姿勢も、股関節から足の筋肉への負担を引き起こしてしまうのです。

当院では、まずその方の足のむくみの原因がどこにあるのかをしっかりと見極めることからはじめます。

たとえば、日常生活での姿勢はどうか？骨盤などの開きなどはないか？冷え性の症状は出ていないのか？といったことと合わせて、内科的疾患を持っていないのかについても、問診と体の状態を調べることで確認していきます。万が一、内科的疾患がある場合は、ドクターを紹介させていただきます。

内科的疾患以外の場合、原因に応じて「骨盤・背骨ゆがみ矯正」や「骨盤引き締め整体」、「美脚整体」といった施術を選択し、鍼灸治療やマッサージ治療も組み合わせながら、足のむくみを改善していきます。

「わだち整骨院グループ」各院には、足のむくみが気になる…と悩んでいる患者様が多く来院されています。最近では、女性だけでなく男性にも足のむくみを訴える方が増えています。

セルフケアをしても足のむくみが解消されない…。
このようにお悩みの方は、まず一度、わだち整骨院グループにお気軽にご相談ください。ご自分では分かりづらい現在の体の状態を専門家の目からチェックし、あなたに合った施術法を選択します。

また、むくみぐらい大丈夫だろうと放置している方！ただの運動不足などでない場合、腰痛や肩こりなどさまざまな症状を引き起こすきっかけにもなってしまいます。早めのケアがおすすめです。