捻挫について

捻挫といえば一番に思いつくのが足首でしょう。捻挫グセという言葉があるように、繰り返しやすい症状でもあります。

今回は比較的誰にでも起こり得る捻挫に着目し、症状や原因、メカニズムから予防法、当院でのアプローチ法についてお届けします。

捻挫の症状とその原因


冒頭でもお話した通り、捻挫といえば足首の捻挫が思い浮かびますが、実は全身のどこにでも起こりうる症状です。

首で起こると頸椎捻挫、いわゆるむち打ち症です。骨盤で起これば骨盤捻挫、腰で起これば腰椎捻挫といった具合に、全身の関節がある部分すべてに起こります。

捻挫の症状とは?

捻挫の症状はその程度によって実に様々ですが、捻挫した関節が開く方向に動かすと、痛みを感じます。

痛みは急性期か慢性期かによって異なります。

急性期は、患部が腫れたり、内出血は熱感などが起こります。また動かす度に強い痛みを感じます。腫れ具合や痛みの強さは捻挫の重症度によって異なります。

慢性期は、不安定なぐらつき感やだるさ、周辺の筋肉のこわばりが特徴です。急性期ほど強い痛みはありません。しかし無理をすると捻挫を繰り返したり、強い痛みを出すこともありますので無理は禁物です。

捻挫の原因は?

続いて捻挫の原因ですが、関節部分に強い負荷がかかったり、靭帯が急激に引き延ばされることで起こります。

足首の捻挫を例にとると、サッカーなどのスポーツが引き金となることもあれば、日常的に歩いていて起こることもあります。

歩いていて起こる場合は、ハイヒールなどの不安定な靴を履いて歩いているときに、体勢を崩してしまいその拍子に足首を捻ることで好発します。

頚椎捻挫は自動車での追突事故やスキーなどのスポーツでも起こりますし、肩こりなどから首を鳴らす動作が引き金となることもあります。

いずれにしても、関節を捻じってしまうことが原因でおこりがちです。

体重が急激に増えた場合など、関節に負荷がかかる状態で捻挫を起こしてしまう方もいますので注意が必要です。

捻挫のメカニズムと予防法は?


次に捻挫のメカニズムと予防法について見ていくことにしましょう。

捻挫のメカニズム

骨折や骨にヒビが入った場合はレントゲンで確認できます。また脱臼に関しても、レントゲン写真を見れば一目瞭然です。

捻挫はといえばレントゲンでも異常は認められません。しかし前述したような腫れや痛み感がある場合に、問診などを元に診断を行い、整形学検査法(オーソペディックテスト)などを用いて関節の不安定性などを見ていきます。

関節とは2つ以上の骨が作り出しており、その接地部分周辺にある靭帯が、関節が外れないように守る働きをしています。関節と関節が合わさる部位の形状と靭帯がどのように付着しているかで、それぞれの関節の動く方向や動く範囲が決められています。

しかし無理な動作やスポーツなどで急激な力が関節に加わることで、靭帯が引き伸ばされたり、一部が損傷する、切れてしまうといった状態が起こります。それによって、関節が本来持っている動き以上に動いたり、安定性のなさが起こります。

ここでも足首を例にとると、内反捻挫がもっとも多く、内側に足首を捻ってしまう事で、足首の外側にある前距腓靭帯が損傷を受けるのです。この場合痛みは足首の外側に感じ、圧痛もあります。また傷めてすぐは体重をのせることが痛く、歩行に困難がつきまといます。

捻挫の予防・改善法

一度捻挫をしてしまうと、関節が安定しないため、また捻りやすくなったり捻挫を繰り返す危険性があります。

そのため、スポーツ時はテーピングを使用して捻挫を防ぐのも1つの方法です。もしくはサポーターなどを利用して関節を守ることも有効です。

またハイヒールなどの靴は避けるのが賢明でしょう。また高いヒールではなくてもミュールなど踵がサポートされていないものも同様です。同じヒールの靴を履くにしても、ヒールの幅が広く安定したものを選ぶようにしましょう。

もし捻挫をしてしまった場合ですが、軽めの捻挫であれば腫れも数日で引くこともあります。しかし大丈夫だろうと放置することで、慢性的な捻挫を引き起こすことにもなり兼ねません。傷めてすぐに処置が非常に大切ですので、もし捻挫を起こしてしまった場合は当院にご相談ください。

また一度伸びた靭帯はそれ自体が完治することは難しく、周りの筋肉を鍛えることで関節を安定させる必要があります。

捻挫の施術法


捻挫の施術法としては、急性期と慢性期で異なります。

急性期に大切なことは、捻じられた関節がさらに広がったり、歩くなどの動作で負担が来ないように固定していくことです。症状の度合いによって固定期間は異なりますが、回復期に入れば今度は本来の状態に戻していく治療を行います。固定していた期間動かしていなかった周辺の筋肉を動かし柔軟性をつける治療を行います。

また同時に繰り返しがちな捻挫が再発しないための施術も治療期間に加えて行っています。

固定をすべき急性期、回復期などの時期をしっかりと見極めた上で施術を行わないと、後遺症が残ったり再発しがちです。

「わだちグループ」各院には捻挫の症状で来院される患者様が多くいらっしゃいます。ご紹介してきたように、捻挫は全身に起こりうる症状であり、とにかく初期での対処が非常に重要となります。

無理をすると痛みが出る、だるさや不安定さが気になるといった症状や捻挫の再発を防ぐためにも、適切な施術で捻挫ケアを行いましょう。

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